地震に強い住宅へ耐震補強する

住まいの危険度を見直す

まずは自宅がどのような状態なのか把握してください。
耐震対策は、漠然と不安だから実施するのではなく、根拠を持って進めることが重要です。
築年数が古い住宅は旧耐震基準で建てられている可能性があり、現在求められる耐震性能に達していないことがあります。
また、過去に大きな地震を受けた住宅は、見た目に異常がなくても基礎や接合部に損傷が残っている場合があります。
さらにシロアリ被害や雨漏りがある建物は、柱や土台が弱り、耐震性が低下しやすい点にも注意が必要です。
このまま放置すれば、次の地震や台風で被害が拡大し、倒壊や大規模修繕につながる恐れがあります。
安全に暮らし続けるためには、耐震診断を受けて現在の耐震性能を数値で確認しましょう。
診断では壁量の不足、配置バランス、接合金物の状態、基礎のひび割れ、劣化の有無などを総合的に評価します。
結果が基準に届かない場合は、壁の増設や筋交いの補強、接合部の金物追加、基礎補修などを行い、基準を満たす、または基準を上回る性能を目指します。
基準ぎりぎりではなく余裕を持たせることが、将来の地震に備えるうえで重要です。
なお、住宅の安全性を高めるには耐震補強だけでなく、構造補修も欠かせません。
特にコンクリートを使用している建物では、中性化や塩害によって鉄筋が腐食し、ひび割れや剥離が起こることがあります。
劣化部分を補修して強度を回復させれば、建物の寿命を延ばせます。
耐震補強と構造補修を同時に行えば、足場や調査の工程をまとめられ、結果として負担や費用の抑制につながる場合もあります。
今後も安心して住み続けるために、早めに点検し、計画的に工事を進めましょう。

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